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iDeCoの掛金上限と手数料|現行条件と2026年12月1日の改正予定
iDeCoの掛金上限は公的年金の区分と勤務先の企業年金によって異なります。2026年10月3日の現行条件と12月1日の施行予定を分け、引出し制限、費用、税制、加入手順を整理します。
情報確認・本文更新:2026年10月3日

現在の掛金は月5,000円から、1,000円単位
iDeCoは本人が掛金を拠出し、自分で選んだ商品で老後資金を形成する制度です。ポイント運用残高を増やすサービスとは違います。掛金の最低額は月5,000円で、1,000円単位で設定します。上限は次の表の区分と勤務先制度で確認します。
| 区分 | 現行の月額上限 | 合算・計算条件 |
|---|---|---|
| 第1号・第4号(任意加入) | 68,000円 | 国民年金基金の掛金等との共通枠 |
| 第2号・企業年金なし | 23,000円 | 加入要件は別途確認 |
| 第2号・企業年金あり | 最大20,000円 | 55,000円-企業型DC事業主掛金-DB等掛金相当額の範囲 |
| 第3号 | 23,000円 | 扶養配偶者等の該当区分を確認 |
2026年12月1日に予定される変更
以下は10月3日現在、まだ施行されていない改正です。第2号の共通枠62,000円は全員がiDeCoだけへ同額を拠出できる意味ではなく、勤務先の企業年金分を考慮します。
| 改正事項 | 施行予定後の内容 | 注意する条件 |
|---|---|---|
| 第2号の限度額 | 企業年金との共通枠62,000円/月 | 企業年金の事業主掛金・DB等相当額を考慮 |
| 第1号の限度額 | 国民年金基金との共通枠75,000円/月 | 共通枠をiDeCoだけの枠と混同しない |
| 加入可能年齢等 | 一定の60歳以上70歳未満にも拡大 | 既存加入・運用指図・企業資産移換等、老齢年金等の受給状況、マッチング拠出等の条件あり |
60歳以上70歳未満の新たな対象者には、老齢基礎年金・iDeCo老齢給付金を受給していないこと等の要件があります。加入歴等に関する3年間の経過措置も案内されています。年齢だけで一律に加入可と判断せず、施行時の公式手続きで確認してください。
企業型DCのマッチング拠出で本人掛金を事業主掛金以下とする制限の撤廃は2026年4月1日施行済みですが、共通拠出限度額の変更とは別です。
原則60歳まで引き出せない
老後の資産形成を目的とするため、原則として60歳まで受給できません。60歳から受け取れるかは通算加入者等期間で異なり、60歳以降に初めて加入した人にも別の受給条件があります。自由に出し入れする預金の代わりにはなりません。
一定の障害や死亡の場合の給付などは通常の老齢給付とは別です。生活防衛資金や数年内の支出を除き、長く拠出を続けても家計に支障のない額を考えます。
税制の利点と、受取時の確認
掛金は小規模企業共済等掛金控除の対象で、制度内の運用益にも税制上の優遇があります。受取時は一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除の対象です。受取額の全額が必ず非課税になるわけではありません。
課税所得がない場合は掛金の所得控除を受けられず、配偶者の所得から控除することもできません。他の退職金や年金、受取時期との関係は税理士等の専門家、または所管の税務署にお尋ねください。
手数料は連合会・運営管理機関・商品に分ける
国民年金基金連合会の新規加入・移換時の費用は2,829円、掛金納付の都度の費用は105円です。運営管理機関や資産管理を行う信託銀行の費用は別にあります。投信を選ぶ場合は商品の信託報酬等も確認します。
『運営管理機関の手数料0円』をiDeCo全体の費用0円と読み替えないでください。口座管理・給付等の費用、商品選択肢、サポートを比較し、ポイント特典だけで機関を決めないことが大切です。
加入・変更前の確認手順
口座振替は翌月26日が基本で、残高不足等で納付できなかった掛金は後から追納できません。引落し用の現金残高も管理してください。
- 公的年金の加入区分と勤務先の企業型DC・DB等を確認する。
- 自分の上限と所得控除の対象を確認する。
- 拠出可能な金額、商品の費用、受給条件を整理する。
- 運営管理機関で最新の加入手続きと改正の適用時期を確認する。
よくある質問
今すぐ月62,000円をiDeCoに拠出できますか?
10月3日現在は改正前の上限です。12月1日施行予定の共通枠も勤務先の企業年金等を含み、全員のiDeCo単独上限ではありません。
所得控除があれば必ず得ですか?
課税所得、税率、管理費、運用結果、受取時の税務、資金拘束によって異なります。控除額だけでは判断できません。
ポイント投資の残高をそのままiDeCoに移せますか?
ポイント運用とiDeCoの拠出は別の仕組みです。ポイントサービスの出口とiDeCoの正式な拠出手続きに従い、直接移せると推定しないでください。